過去ログ - 【安価】勇者が冒険するようです
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209: ◆i8c3ZXfr3A[saga]
2016/01/23(土) 23:46:38.11 ID:9TYV77W/0

ふう――。

額にたまった汗をぬぐう。

よかった。俺の最も強いものを武器(得物)にすれば、ポイントがたまり、運である特殊もあげられるのではないか? と思ったが、その通りだった。

大方、皆が使用を一時中断するか、壊れるかしたのだろう。
限界までパラダイスを求める『貪欲性』を持ち合わせ、パラダイスには何があるのか知りたいという『探究心』を養い、そのためにどんな困難にあっても諦めない『忍耐』を持ち合わせていた、俺の勝利だ。

さて、最後の難関だ。

道が二つに分かれている。

どちらからも歌声が聞こえ、何度も何度も曲がったためにどっちの方角が正しいのかわからない。

右か、左か――選ぶのは、二つに一つだ。

声を聞けばわかるだろう。だが、なぜかどちらも聞いたことのある声だ。しかも、高音で歌っているため、地声がわからない。

だけど、歌の質は違う。



右からは美しい、完璧な音程の歌声であり、聞く者に安らぎを与えるような歌だ。

左からは若々しく、みずみずしいようなハミングが響き、楽しんでいるんだなとわからせる。

どっちを覗いても俺の勝利だが、赤の他人であってばれれば、そく縛り首だろう。

これも重要な選択だ。

俺が選ぶのは――



【どっち!?】

A 右

B 左

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