過去ログ - 【安価】勇者が冒険するようです
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254: ◆i8c3ZXfr3A[saga]
2016/01/24(日) 20:28:22.93 ID:DJRYJjCe0

――朝の鍛錬でもするか。

確か、修練場は施設を利用するなら日の射しているときだけだが、ただ得物を振るうだけの鍛錬場は休みなしで、照明灯が夜間でもつけっぱなしって話だ。

ぼりぼりと、いまだにゆであがった頭をかきながら着替える。

男の着替えなんて、すぐに終わり、壁にかかっていた槍をもつ――と、脳裏に思い出すのは女の顔。
俺より年は幾分上だが、妙齢との表現が似合う美女。黒髪を無造作に揺らして歩く漆黒のドレスの女――歌姫の顔だった。

確か、修練場にいるっていってたな。
そんなことを思い出す。

そして、昨晩盗み見た歌姫の裸体が脳裏に浮かんだ。

そのことでぼけーっと突っ立ってたが、すぐに我に返った。

あの女、気付いてたが、別にいつもいるわけじゃない、こんな早朝なら、会うこともないだろう。
溜息をつき、速足で修練場に向かった。







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