30:24さい
2016/01/20(水) 18:12:29.50 ID:JX5EWQPt0
スマフォの通知音が俺の思考を一度止めた。そういえば前もこのくらいの時間に五郎からベッキーが死んだことを知っているかという内容のラインがきたんだったけ。
キムタク「嘘だろ……」
俺が前に見た内容と変わっている。メッセージの送信者は慎吾からで、内容は剛が死んだというものだった。俺は慎吾に電話をかけると、何回かコールが鳴った後に、慎吾が電話に出た。
キムタク「おい、慎吾! さっきのは本当か!?」
香取「うん……」
キムタク「剛はどういう風に死んだんだ? 状況を教えてくれ!」
そう慎吾に訊ねると、慎吾は剛が飲み物を買いに行くと言って戻って来なかったから探しに行くと、非常階段で背中を沢山のナイフで刺されて死んでいたのを見つけたと、慎吾は言った。中居の時と全く同じだ。
キムタク「なあ、自販機の飲み物が全部売り切れになったりしていないか?」
香取「え? どうして知ってるの?」
俺はそこまで聞いて、電話を強引に切った。どうなっている? 俺達のホテルと慎吾、剛、五郎がいるホテルは車でも30分かかる距離にある筈だ。犯人はこのホテルにいるんじゃなかったのか……!?
キムタク「くそっ! 何でだ……!」
中居「木村君! 慎吾からのメッセージ見た!?」
木村「ああ」
スマフォ「アレカラーボクタチハー」
慎吾からだ。俺は電話に出るか出ないかで迷っているところで、あることを思い出した。タイムリープだ。タイムリープすれば、何とかなるかもしれない。俺は、慎吾の着信を拒否して例のアプリを起動した。世界が揺らぎ再び激しい頭痛が俺を襲う。
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