63:24さい
2016/01/23(土) 16:51:21.76 ID:01a7CMz/0
キムタク「一人じゃない……か」
そう言われて、俺は嬉しかった。昔、そんなことを言ってくれる人間なんて一人もいなかった。
キムタク「そろそろ行くか」
次に行く時間は決まっている。大晦日――。紅白歌合戦の日。そこで川谷のスマフォを盗み、脅しのメールを見る。もしかしたら文面やアドレスで誰か分かるかもしれない。
キムタク「準備完了っと」
アプリのボタンをタップする。一瞬、もしかしたらブラウン管工房が閉まっているかもしれないと思ったが、どうやらこの時間でもブラウン管工房とやらは開いているらしく、ちゃんと世界は揺らいでいた。いつも以上の激しい頭痛が俺を襲う。どうも、長く遡ろうとすればするほど、頭痛が激しくなるみたいだ。
キムタク「早く飛べっ……!」
世界が激しい揺らぎに包まれ、やがて静寂が訪れる。
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