71:24さい
2016/01/23(土) 16:57:54.33 ID:01a7CMz/0
飯塚「チッ」
飯塚は俺に向けて銃を放つ。だが、致命傷じゃない。俺は握り拳を作り、それを飯塚の顔面に叩きこんだ。
キムタク「はぁ……。はぁ……」
俺は飯塚の手を思い切り踏みつけて銃を奪って、飯塚に向けた。
キムタク「動くな」
飯塚「貴方に撃てるのか――」
俺は容赦なく、飯塚の肩に向けて銃を発射した。
飯塚「ぐうううううう。痛い痛い痛い痛い痛い痛い!」
キムタク「動くなって言ったのが聞こえなかったのか?」
飯塚「分かった。動かない。動かないから撃たないでぇ!」
飯塚は必死に俺に懇願する。
キムタク「無様だな」
俺は飯塚を近くのドライヤのコードで体を縛りつけた。
飯塚「お願い……! 撃たないでぇ……」
飯塚は、顔を液体でぐちゃぐちゃにしながら俺に、語りかける。[ピーーー]つもりなんてない。かといって何もしないわけじゃない。俺は、アプリを起動して時間を100年以上前に設定した。
キムタク「俺はお前を許さない。死んで楽になる事すらな」
アプリを起動して、飯塚の頭に当てた。
キムタク「精々苦しめ」
飯塚「ああああああ頭が、痛い痛いよオオ」
飯塚は叫び声を上げる。
飯塚「痛い……。痛い。いた……」
そしてやがて何も喋らなくなった。瞳孔は大きく開き、時折ケタケタ笑う。壊れた人形のように手足はグニャグニャと曲がって、ただただ虚空を見つめるだけの存在と化した。存在しない時空へ記憶を飛ばされたのだ。だから、この女にはもう何も残っていない。
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