過去ログ - 元提督「ホームレスになったった」
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4: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/19(火) 19:28:07.53 ID:avm6wR/tO
また意識が朦朧としてきた。視界がぼやけてきたところで、誰かが俺の前に立った。ほっそりした脚にジーンズ。

女だ。警官じゃなくてよかった。
顔をあげるとこちらを見下ろしていた目つきのきつい女と目があった。頭の左側で結った髪がなんとなく印象的だ。

以下略



5: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/19(火) 19:29:43.75 ID:avm6wR/tO
平坦で高圧的な話し方が腹立たしい。一体何なんだ。
しばらく朧げな記憶を手繰っていくと、彼女の顔は見つかった。確か着任式のとき……

「思い出した。確か正規空母の……」

以下略



6: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/19(火) 19:31:41.37 ID:avm6wR/tO
「何の用だよ。見ての通り俺はもう軍人じゃない」

「だから話に来たの。海軍の事情でなくて私の事情で海に出てほしいの」

腹立たしさははっきりした怒りに変わっていた。いきなりやってきて自分の事情に巻き込もうとするなんてどうかしている。
以下略



7: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/19(火) 19:33:07.48 ID:avm6wR/tO
女が耳元で囁く。途端に俺は言葉を失った。ますます聞きたくない。

「今さら何だ。もう終わったことを……」

「赤城さんはまだ生きている」
以下略



8: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/19(火) 19:35:22.16 ID:avm6wR/tO
「終わってない。私は赤城さんを助けたいの」

「勝手にやればいいだろ。俺は二度と海には出たくない」

「赤城さんに対して少しでも責任を感じてるなら来て損はないわ」
以下略



9: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/19(火) 19:36:32.01 ID:avm6wR/tO
「名前を教えてくれ。どうしても出てこない」

女はやはり表情を変えない。

「加賀です」
以下略



10: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/19(火) 19:40:25.97 ID:avm6wR/tO
今日はこれで全部です
明日また再開します


11:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/19(火) 19:51:48.73 ID:gdyIdmQPo
おつ
きたい


12:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/19(火) 19:52:34.79 ID:fuALT1Efo
期待


13:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/19(火) 20:00:43.19 ID:OA0nHkAZ0
こいついつも赤城殺してんな……


14:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/19(火) 20:20:35.66 ID:2qptDdZio
鉄の結束を誇る海軍兵学校の同期の桜が機能しないほど提督は落ちぶれているのか


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