過去ログ - 元提督「ホームレスになったった」
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41:名無しNIPPER[sage]
2016/01/23(土) 20:40:24.98 ID:U5ZZ2igDO
加賀は素直になれないのか恨んでいるのかコミュ障なのか分からんな
その全部なのかもしれんけど
42:名無しNIPPER[sage]
2016/01/23(土) 20:42:12.57 ID:Ujz0Zh29o
目的を果たす以外はどうでもいいって感じじゃね
43: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/23(土) 23:29:18.14 ID:qQOfK41aO
過去が断片的に再生される。夢を見ているのだとわかる。
憂鬱な朝にホルスターを差し出してくれた時の優しい笑顔。
基地の単調な献立に毎日喜んでいた。
44: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/23(土) 23:30:13.55 ID:qQOfK41aO
まぶたが開いてしまった。悪夢のせいで目が覚めてしまった。なにも変わらない。昨日だって同じ夢を見ていたのだ。
なにか落ち着かない。久しぶりにいいベッドで寝たせいか? 違う。酒がないからだ。ポケットに手を入れると指先が小銭にぶつかる。
買いに行ってこようか。
45: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/23(土) 23:31:02.06 ID:qQOfK41aO
話しているようではなくて、我慢しても尚漏れてしまう……すすり泣いている声だ。
ベッドライトを点けて起き上がる。
加賀はぐったりうなだれて、膝に涙を落としている。
46: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/23(土) 23:32:12.78 ID:qQOfK41aO
真っ赤になった目を手の甲で拭うとぷいっと顔をそらした。
「構うな。悪夢を見る夜だってある」
「あなたも見るの?」
47: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/23(土) 23:33:00.00 ID:qQOfK41aO
彼女のことを思い出して少しだけすっきりした。
落ち着き払い、昼間は決して慌てたりしないような彼女が夢を怖がるというのはなんとなくおかしかった。
日付けが変わる頃に決まって彼女は嫌な夢を見た、と執務室にやって来た。
そこから一時間が、たぶん赤城が兵器でも兵士でもなくただの人間になる時間だった。
48: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/23(土) 23:33:43.34 ID:qQOfK41aO
話さずにはいられなかった。誰かに聞いてもらえればここまで落ちずに済んだかもしれない。
「俺のせいで死んだ。最後まで俺からはなにもできなかった。赤城はなにもかも俺のためにやってくれたのに……」
加賀がこちらに視線を向けた。
49: ◆uLYDn.hAKU[saga]
2016/01/23(土) 23:35:17.74 ID:qQOfK41aO
今日はこれで全部です
またしばらく空くと思います……
50:名無しNIPPER[sage]
2016/01/23(土) 23:35:46.11 ID:CMviUMdPo
乙
51:名無しNIPPER[sage]
2016/01/23(土) 23:39:51.78 ID:Hikt+RyiP
乙
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