過去ログ - 【安価コンマ】理不尽難度のダンジョンアタック その5【オリジナル】
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◆x8NsquFWLI
[saga]
2016/01/20(水) 20:58:03.60 ID:Vk+VutCYo
少女が最初の友人であるあなたには、何が違うのかは分からない。
ただ、何かが足りないと感じるだけだ。
そう感じる感覚を埋めるには何が必要かと、あなたは自身の記憶を探る。
しばらく頭を働かせた後、あなたはそっと少女の頭へと手を伸ばし、撫でた。
薄らと目を開けた少女に、おやすみと告げる。
思い出すのは、姉の掌。
悪夢を怖がり眠れずに居たあなたに与えられた優しさを、忠実に真似る。
『はいはい、おやすみ。
……こんな風にされるの、いつぶりかな』
寝惚けているのだろう。
少女はか細い声で答えて笑む。
懐かしむような音色のそれを供に、あなた達は夢の世界へ旅立った。
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