過去ログ - 亜美「蝶野が斬る!」みほ「恋のお悩み特集です」
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25: ◆663LzicDVs[saga]
2016/01/20(水) 04:59:51.50 ID:/XQRlOfu0
麻子「なあ……私が朝起きられなくなった理由、聞いてくれるか」

みほ「理由……?」

麻子「ああ、私は……眠るのが怖いんだ」

麻子「起きた時、世界が変わってしまってるんじゃないか……両親が死んだあの時みたいに、おばぁや大切な人たちが、いなくなってしまってるんじゃないか……」

麻子「そう考えたら、自分が死ぬことよりも怖くなるんだ」

麻子「戦車道をやって、低血圧は少しだけよくなったけど……その代わりに、失いたくない大切なものが、たくさんできてしまった」

麻子「そして、今日は……もっともっと大切なものができてしまったから、もう、到底、眠ることなんて……」グスッ

みほ「……麻子さん」ギュッ

麻子(西住さんの手……あったかい……)

みほ「ねえ麻子さん、私は……絶対に麻子さんより先に死んだりしないって、約束はできないけど」

みほ「できるだけずっと、どんな時も……一緒にいることはできるよ。そうしたらきっと、何があっても……運命は一緒だと思うの」

みほ「そう思ったら……少しは楽にならないかな」

麻子「西住さん……」

みほ「だからその一歩目に……呼び方。もっと近くに、ならないかな?」クスッ

麻子「う……呼び方か……」

みほ「……」ジーッ…

麻子「えっと、その……」

みほ「……」ジーッ

麻子「……みっ、みほっ……///」ギュッ

みほ(照れながら私の名前を呼んでくれる麻子さんが可愛くて)

みほ(照れ隠しに私の胸に顔をうずめて抱き付いてくる麻子さんが暖かくて)

麻子「みほ……今夜は、月が……綺麗、だな……」

みほ(そして、そう呟きながら眠りにつく麻子さんの寝顔は、とても穏やかで……)

みほ(きっと、幸せな夢を見てるんだよね)

みほ(これなら、明日の朝はもうちょっとすっきり起きられるかな?)クスッ


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