過去ログ - 【デレマス】泣いて 泣いて 泣きやんだら【柳清良】
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7: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/20(水) 14:37:51.44 ID:t9nd49kY0
早苗「精神科か。じゃあ、清良ちゃんの歌が最初から上手かったのも?」

清良「ええ、音楽療法のためです。アイドルになれる程の才能があるなんて当時は思ってませんでしたけれど。
   そこで精神科医の先生と二人三脚でがんばってました。今のプロデューサーさんと同じですね」

早苗「なるほどね。だからウチのプロデューサー制に慣れてたのね」

清良「精神科には様々なこころの問題を抱えている患者さんがいらっしゃいましたが、
   先生の腕もあって、しばらくは何事もない日々を送っていました。
   私の歌や会話が、患者さんのメンタルを救えたこともわずかながらあります。
   そんな日々が崩れたのは、ある患者さんが来た時でした」

早苗「念のため聞くけど、精神科のよね?」

清良「もちろんです。その患者さん…仮に、名前をRさんとします。
   長いストレートヘアーの目立つRさんは重度の鬱病で、手首にはリストカットの跡もありました。
   原因は、学校でのいじめでした」

早苗「…続けて」

清良「はじめは親に迷惑をかけたくないと来院も嫌がっていましたが、先生手製のハーブティーと、
   私を交えた会話療法の甲斐もあって、Rさんは徐々に回復の兆しが見えてきました。
   リストカットの数が増えなくなり、学校にもまた行けるようになった。
   Rさん自身もとても感謝してくださって、先生と私を描いた似顔絵を贈ってくれたこともありました」

早苗「ん?でも原因はいじめって…まさか…!」

清良「さすがに、早苗さんは察しがつきますか。
   先生と私は、この時点で親御さんにRさんの転校を勧めていました。
   このタイミングが危険だとわかっていたからです。
   ですが転校の決まらないまま、幾ばくかの時間が過ぎて…あの日が来ました」





早苗「清良ちゃん…唇噛むのはわかるけど、最後まで吐きなさい。
   ここで止めたら、あなたまで心が砕けちゃうわよ」

清良「…はい」


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