過去ログ - 【デレマス】泣いて 泣いて 泣きやんだら【柳清良】
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9: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/01/20(水) 14:40:07.02 ID:t9nd49kY0
早苗「…予想はできてても、キツイわね」

清良「鬱病の患者さんの場合、一番危険なのは快方に向かって気力が回復し出した直後なんです。
   死ぬにも、気力が必要ですから。まして今回は学校でのいじめ問題が全く解決されていない。
   登校できるようになってもいつ爆発するかわからず…結局、爆発するまで手が打てなかった」

早苗「迅速に転校を判断できなかった、親御さんにも責任あるんじゃないの?」

清良「責任問題だけなら、そう言えるかもしれません。ですが…これが、医療の限界であることは事実です。
   共同体は時として、弱者を迫害する。傷付いたこころを癒すことはできても、共同体にまで手を出せない以上、
   根本的な対処はできない。そうわかっていても、Rさんの死という事実の前には無力さを感じざるを得ません」

早苗「……」

清良「Rさんは私達を好いていました。亡くなる少し前に、3人で一緒にピクニックにでも行こうとも誘ってくれました。
   親御さんも、私達にとても感謝してくれた。最後に少しだけでも楽しい時間を過ごせたと。
   私達は結局、Rさんを救えなかったというのに…なのに…なのに!」

早苗「清良ちゃん。泣いて、いいんだからね」

清良「…すみません。少しだけ…」

早苗「少しと言わず全部出しなさい。お姉さんが受け止めてあげる」



早苗(大人の泣き方ね。声は上げない、でもずっと泣き続けてる。どれだけ溜めこんでたのよ。
   …まったく、限度を超えて壊れかけてるのは、どっちなんだか)


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