過去ログ - 曙「返事してよっ!このクソ提督!」
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11: ◆DpM/5nZU1E[saga]
2016/01/21(木) 20:41:22.78 ID:KdwHcq7b0
曙(まったく…もう少し上品なお誘いは無いものかしら)
食堂のテーブルに着くなり、彼女は拗ねたように頬杖をついてため息をついた。
すると第七駆逐隊の面々が同席し、その中の漣は面白そうなものを見つけたというような顔で彼女を見た。
漣「ほっほ〜ん…今日もまた袖にしたのかにゃ〜ん?」
曙「語尾、ウザい」
漣「ウゴッ・・・それご主人様にも言われた・・・」
漣は泣いたふりをして隣に座る潮に抱き着いた。
次に曙に声をかけたのは朧、彼女もまた興味ありげという顔である。
朧「あんなに誘ってるなら、一度くらいは手伝ってくればいいのに」
曙「おあいにく様、あいつと一緒に汗水たらすぐらいなら厚着して外に出た方がマシよ」
漣「ウハ〜・・・ご主人様のこの言われよう・・・」
潮「そろそろ空いてきたから、取りに行かない?」
苦笑いで話を変えようと潮が提案する、彼女が指を指す食事の受け取り口は確かに空いていた。
曙「そうね、行きましょうか」
第七駆逐隊の曙の指示のもと、てきぱきと食事の用意を始めた。
漣はテーブルを拭き、潮がコップに水を汲みに行き、曙と朧で食事を運ぶ。
こうしたところでも曙のリーダー気質は遺憾無く発揮された。
食事の準備を終えると、各人が食事を始める。
本日の献立はご飯に味噌汁、焼き魚、ほうれん草のお浸し、キュウリの浅漬けという一般的な和食である。
潮「あれ?キュウリの浅漬けなんてメニューに書いてあったっけ?」
曙「…無かったはずだけど、どうしたのかしら」
漣「あーなんかご主人様の畑で朝もいだ奴を使ったらしいですよ」
朧「へ〜とれたてかぁ、なんだかおいしく感じるね」
曙「キュウリなんて何でも同じよ」
そう言いながらポリポリと咀嚼する、いつもの浅漬けと同じ味。
誰が作ろうとそれは変わりない、合理的な曙らしい返事であった。
漣「また曙は・・・わからないかなぁ?この風流が!」
漣は箸で突かんだキュウリを高々と掲げた。
曙「漣、行儀が悪い」
漣「あっはい」
潮「ははは・・・」
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