過去ログ - 堀裕子「テレパシー/オーバードライブ」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2016/01/21(木) 19:57:09.57 ID:HEp8ghkH0
「きゃあ!」
13
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2016/01/21(木) 19:57:44.56 ID:HEp8ghkH0
プロデューサーの背中に隠れて、スーツをぐっと握りしめる。
心臓がバクバクしている。
私は、どうして、あんなに叫んだんだろう。
以下略
14
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2016/01/21(木) 19:58:32.79 ID:HEp8ghkH0
「裕子、やっぱり……」
そうプロデューサーは呟いて、優しく私の髪を撫でた。
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/21(木) 19:59:09.96 ID:HEp8ghkH0
寮には帰りたくなかった。一人になるのがなんだか嫌だったから。
以下略
16
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2016/01/21(木) 19:59:57.24 ID:HEp8ghkH0
高速道路を走っていれば、ひゅんひゅんと光が流れていく。
空はよく晴れていて、少し欠けた月が私たちを追いかけてくる。
神秘的に見えて、私は追い抜いた光を一つずつ数えた。
以下略
17
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/21(木) 20:00:38.59 ID:HEp8ghkH0
それから、夢を見た。
以下略
18
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2016/01/21(木) 20:01:21.71 ID:HEp8ghkH0
裕子、と呼ばれた気がして目を覚ました。
目の前にはコンビニの袋が落ちていて、そこからミネラルウォーターを取り出して飲む。
以下略
19
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2016/01/21(木) 20:02:56.10 ID:HEp8ghkH0
あれれ、じゃああの声はなんだったんだろう。確かに呼ばれたはずなのに。
「テレパシーだったりして」
以下略
20
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/21(木) 20:03:36.96 ID:HEp8ghkH0
「もうすぐ朝日が見えるよ」
「もっと早く上がってこないですかね? さいきっくぅ、太陽早く登れー!」
以下略
21
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/21(木) 20:05:34.39 ID:HEp8ghkH0
少しだけあの手を思い出して、それでもかぶりを振る。
いつも明るくて、さいきっく美少女の私を思い出したかった。
いつもそれを見て微笑む彼のためにも。
以下略
22
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2016/01/21(木) 20:06:25.71 ID:HEp8ghkH0
「じゃあ、私が、エスパーユッコじゃなくて、十六歳の私が困ったときは」
「助けるよ、必ず。こんなところで燻っていられるもんか」
以下略
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