過去ログ - 堀裕子「テレパシー/オーバードライブ」
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17:名無しNIPPER[saga]
2016/01/21(木) 20:00:38.59 ID:HEp8ghkH0



 それから、夢を見た。

以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 20:01:21.71 ID:HEp8ghkH0

 裕子、と呼ばれた気がして目を覚ました。

 目の前にはコンビニの袋が落ちていて、そこからミネラルウォーターを取り出して飲む。

以下略



19:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 20:02:56.10 ID:HEp8ghkH0

 あれれ、じゃああの声はなんだったんだろう。確かに呼ばれたはずなのに。

「テレパシーだったりして」

以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/01/21(木) 20:03:36.96 ID:HEp8ghkH0

「もうすぐ朝日が見えるよ」

「もっと早く上がってこないですかね? さいきっくぅ、太陽早く登れー!」

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/01/21(木) 20:05:34.39 ID:HEp8ghkH0

 少しだけあの手を思い出して、それでもかぶりを振る。
 いつも明るくて、さいきっく美少女の私を思い出したかった。

 いつもそれを見て微笑む彼のためにも。
以下略



22:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 20:06:25.71 ID:HEp8ghkH0

「じゃあ、私が、エスパーユッコじゃなくて、十六歳の私が困ったときは」

「助けるよ、必ず。こんなところで燻っていられるもんか」

以下略



23:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 20:07:17.82 ID:HEp8ghkH0

 二人ならちっとも怖くない。
 口にしなくたって、プロデューサーには私のことが伝わるんだから。

 二人だけのテレパシーだけど、今はそれでよかった。
以下略



24:名無しNIPPER[saga]
2016/01/21(木) 20:08:02.14 ID:HEp8ghkH0

「いつか、絶対にもっとキレイなところに連れていってくださいね?」

「もちろん」

以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 20:09:16.55 ID:HEp8ghkH0

「ねぇ」

「うん?」

以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 20:10:06.95 ID:HEp8ghkH0

 (また一緒に、キレイな景色を見ましょうね。絶対に)
 




27:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 20:10:39.26 ID:HEp8ghkH0

お わ り


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