過去ログ - 堀裕子「テレパシー/オーバードライブ」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 19:52:38.19 ID:HEp8ghkH0

 会話がなくなってしまって、古びた時計がチクチク鳴るのが聞こえる。

「ほら、ミルフィーユ! すっごく美味しそうですね!」

以下略



8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 19:53:32.88 ID:HEp8ghkH0

 わぁ、やっと笑った。

 プロデューサーの人好きのする笑顔は、私がアイドルになる原動力。

以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 19:54:26.90 ID:HEp8ghkH0





以下略



10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 19:55:36.27 ID:HEp8ghkH0

 話を聞けば、どうやら弟子というのは本当だったみたい。

 業界でもまだ名が広まってない、ポッと出の悪いヤツということだった。
 まだ業界に入って日が浅いプロデューサーはもちろん、事務所のみんなが気づけないくらいに。
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2016/01/21(木) 19:56:38.34 ID:HEp8ghkH0

「向こうも殴られたままじゃ終われないからね」

 俺たちも頑張るけど。そう先輩さんは付け加えると、プロデューサーは頭を下げた。

以下略



12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 19:57:09.57 ID:HEp8ghkH0


「きゃあ!」



13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 19:57:44.56 ID:HEp8ghkH0

 プロデューサーの背中に隠れて、スーツをぐっと握りしめる。
 心臓がバクバクしている。

 私は、どうして、あんなに叫んだんだろう。
以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 19:58:32.79 ID:HEp8ghkH0

「裕子、やっぱり……」

 そうプロデューサーは呟いて、優しく私の髪を撫でた。

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/01/21(木) 19:59:09.96 ID:HEp8ghkH0



 寮には帰りたくなかった。一人になるのがなんだか嫌だったから。

以下略



16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/21(木) 19:59:57.24 ID:HEp8ghkH0

 高速道路を走っていれば、ひゅんひゅんと光が流れていく。
 空はよく晴れていて、少し欠けた月が私たちを追いかけてくる。

 神秘的に見えて、私は追い抜いた光を一つずつ数えた。
以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/01/21(木) 20:00:38.59 ID:HEp8ghkH0



 それから、夢を見た。

以下略



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