20:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:15:50.05 ID:dSk6orwwo
そのまま、走れという仕草をして笛を吹く男性。
きっと彼らはサッカーの審判団なのでしょう。
しかし、わたくしはとても走る気分になることはできませんでした。
21:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:16:28.44 ID:dSk6orwwo
主審「〜っ!」ピーッ
貴音「……動け、ですか」
22:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:17:00.96 ID:dSk6orwwo
いま、死んでしまえば。
プロデューサーの言っていた舞台などに出ることは出来ません。
それどころか……765プロの皆と、永遠に会えなくなるのです。
23:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:17:41.29 ID:dSk6orwwo
主審「〜〜っ!」ピーッ!
副審「!」サッ
24:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:18:13.90 ID:dSk6orwwo
貴音「……退場はあるのですか?」
頷く審判の男性は、胸元の赤いカードをちらりと見せました。
25:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:18:52.96 ID:dSk6orwwo
貴音「その赤いカードを提示されない限りは……なんでも、出来るのですね」
主審「……」コクリ
26:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:19:29.99 ID:dSk6orwwo
実況『駈け出しました四条! 道路に……これはタクシーを呼んでいるんでしょうか!?』
解説『電車よりは絶対早いですからね。ああ、アイドルは交通費もらってるのか……』
27:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:20:04.53 ID:dSk6orwwo
タクシーを降りれば、たるき亭の見慣れた看板があり、上には窓にテープで765と貼ってある事務所が見えます。
おそらく、プロデューサーはこの中にいらっしゃるでしょう。
貴音「……どのように声をかければ良いのでしょうか」
28:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:21:01.53 ID:dSk6orwwo
事務所の中には、プロデューサーひとりしか居ません。
彼は机に座ってコーヒーカップを口につけているところでした。
貴音「……お疲れ様、です。あなた様」
29:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:21:33.65 ID:dSk6orwwo
貴音「あの……お願いを、聞いていただいてもよろしいですか」
P「お願い? 珍しいな、貴音からお願いだなんて」
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