47:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:33:28.75 ID:dSk6orwwo
貴音「あんにゅい、ですか?」
美希「うん。どこか旅でもしに行くみたいだよ」
48:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:34:00.17 ID:dSk6orwwo
美希「貴音の場合、嘘か本当か分からないから怖いの」
貴音「ふふっ」
49:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:34:29.94 ID:dSk6orwwo
初めて三人で集まったときも、らぁめんを食べました。
店は違っていますが、味はあの時のものと似ているように思えます。
貴音「覚えていますか」
50:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:35:06.60 ID:dSk6orwwo
貴音「あれから、色々ありましたが……またこうして、らぁめんを食べられること。
なによりも幸せだと思えます」
響「……そう、だね」
51:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:35:47.50 ID:dSk6orwwo
貴音「……ご馳走様でした」
響「はやっ」
52:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:36:20.52 ID:dSk6orwwo
貴音「美希、響」
響「え?」
53:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:36:48.64 ID:dSk6orwwo
貴音「ええ。……また、来ましょう」
それが無理な約束だと知っていても。
わたくしの最期の芝居は、彼女たちに向けたものでした。
54:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:37:31.51 ID:dSk6orwwo
響「どっか用事?」
貴音「はい。本当は共に帰りたかったのですが……美希、これでお勘定を」
55:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:38:11.18 ID:dSk6orwwo
◆◇◆
男性についていくと、わたくしが刺された現場にたどり着きました。
56:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:38:55.65 ID:dSk6orwwo
主審「……っ」ピッ!
貴音「わたくしは、まだ死にたくありません。舞台にも立っていません」
57:名無しNIPPER
2016/01/22(金) 00:40:15.28 ID:dSk6orwwo
天を指した、旗の先。
墨で塗りつぶしたような空に、満月が浮かんでいました。
貴音「満月……」
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