過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」 続
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15: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2016/01/23(土) 00:29:44.57 ID:DuAFZfsU0
あーちゃんは……一瞬言葉を詰まらせたかと思うと、視線を忙しそうに右往左往させたあげく、耳から火が出るんじゃないかと思う程に顔を茹らせた。

そして、行き場を失った思いを全て私にぶつけるかのようにこちらに倒れこんでくる。
ぎゅうう、と私の胸元に思いっきり顔を押し付け、まるで搾り出すかのような声で呟く。



藍子「…………はい。……分かりました……」



藍子「……あの、わ、私も……さっきからずっと、おんなじ気持ちだった、ので…………」



――いや、もう、どこまで私をドキドキさせたら気が済むんだろう、あーちゃんは。
そんな風に言われたら、私が今よりもっと舞い上がっちゃうって……ひょっとしてこの子は知っているんじゃないだろうか。



藍子「あの、それだったら……私の家に、来ますか……?」

未央「……え?」

藍子「その、今日は家族はみんな出かけてますし……ここからも、電車で近いですし」


上目遣いな彼女の瞳が、こちらを見つめる。


藍子「…………二人っきりに……なれますよ……?」



こんな形であーちゃんの家にお邪魔するなんて、とか。
このまま本当にあーちゃんの家に行ったら、私がどうなっちゃうかわかんないよ、とか。
多分色々思うところはあったんだろうけど。



未央「…………うん、いこっか」


私の口がそう勝手に動いた事が、私自身もう自分が止められなくなっているという、何よりの証拠なのかもしれない。




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