過去ログ - 未央「安価で他のアイドルに告白する!」 続
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31: ◆bdus5wZu/VP9[saga]
2016/01/31(日) 21:40:48.34 ID:XNkzKc2K0
藍子「ただいま……」

がちゃり、とドアを閉める音とともに、人気の無い家にあーちゃんのその声がこだまする。
ここに来る途中であーちゃんが言っていた通り、今日は家族の人たちは全員留守にしているみたいだ。

未央「…………」

しん、とした静寂に、一瞬心臓がどきんと動く。

未央「(ふたりっきり、だ……)」

さっきの個室カフェも確かに二人ではあったけれど……でもあそこはお店で、本当の意味での二人きりではなかった。
あんな大胆な事までしておいて何をいまさらという話だけど、あそこではあれ以上の事なんてとてもできなかったし。

――だけど。


藍子「えと……と、とりあえず、お茶でも淹れますね?」

伏し目がちにそう言う彼女との距離が、これ以上なく近く感じる。

今日はこれから――あーちゃんと、この家で、ふたりっきりなんだ。
そんな実感が玄関をくぐった途端、熱く茹るような私の脳にこれ以上なくリアルに沸いてきた。



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