過去ログ - 神様「勇者も魔王もいなくなった世界で」
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30: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/24(日) 17:01:36.11 ID:eDpE38i00
少女「ご馳走様でした」

神様「貴方はここに来てから、食事を1度も残していませんね」

少女「はい」

神様「何故ですか?」

少女「えっ?」

神様「私は食事に関して、貴方の好みも量も考慮していません。にも関わらず貴方は食事を必ず完食する。何故ですか?」

少女「……」

神様「一般的な方なら『食材がもったいないから』『味も量も丁度良かったから』など理由があるものですが、それすらも無い、と」

少女「すみません」

神様「責めているわけではありません。また1つ、貴方を知ることができました」

少女「私を?」

神様「貴方は従順な方だ。私を神と呼び、神である私の申しつけは無条件で守る」

少女「…」

神様「昨日お話しした限りだと、貴方は考える頭がないわけではない。しかし私が宿題を出さなければ、あまり深くは考えようとしなかったでしょう?」

少女「…そうでしょうね」

神様「貴方は何か言われると、考えずにそれを実行してしまう方だ」

少女「…」

神様「もし貴方が命令を聞く対象が私でなく、他の方だったらどうしていたのでしょうね?」

少女「…従っていたかもしれないですね」

神様「そう。貴方が記憶を消してほしいと私に頼んでこられたのは、その性格からきた生き方が原因かもしれませんね」

少女「……」




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