過去ログ - 神様「勇者も魔王もいなくなった世界で」
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43: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/25(月) 18:45:41.48 ID:NxiNJv/e0
少女「…私と神様、戦ったんですね」

神様「えぇ」

少女「貴方も魔物達を見捨てるのですか?」

神様「私も貴方と同じ。流されるまま魔王に祭り上げられただけの、シンボルですから」

少女「同じ…なんですね」

神様「そう、同じ。…だからですね、私が貴方に惹かれたのは」

少女「神様が、私に……?」

神様「貴方と剣を交えた時に気付いた。貴方の剣は手強かったが、『心』が抜けている…私と同じようにね」

少女「神様と、同じ……」

神様「私は剣の手を止め貴方に聞いた…『貴方は何故戦っているのか』と」

少女「…私は何と答えました? 大体想像はつきますが…」

神様「『それが私の役割だから』と。多分、私も同じことを問われたら、そう答えていたでしょう」

少女「その後は?」

神様「私は貴方に提案しました。『全て捨てて逃げませんか』と」

少女「なるほど」

神様「ですが、そこで私と貴方の違いが出た。貴方は私と違って、責任感のある方でしたから」

少女「それで記憶を消すことを貴方に頼んだのですね」

神様「よくおわかりで」

少女「自分のことですから」




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