過去ログ - 神様「勇者も魔王もいなくなった世界で」
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6: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/01/22(金) 18:38:32.50 ID:B9+RLd+z0
食事は無難にパンと野菜のスープ、衣装はこれまた無難に茶系のワンピースを持ってきた。
どちらのチョイスも抵抗はなく、言われたまま衣装に袖を通して食事を摂った。

少女「大分落ち着きました」

神様「それは何よりです」

少女「質問をしてもよろしいでしょうか?」

神様「答えるとは限りませんけれど、どうぞ」

少女「外の世界はどんな世界なのですか?」

神様「…知らない方が良いと言ったら?」

少女「聞きません」

神様「貴方は素直な方ですね」

少女「知らない方が良いと言われるなら、そうなんだろうと思って」

神様「『記憶を消した位だから、きっと知らない方がいいのだろう』…ではなく?」

少女「そこまで考えもしませんでした」

神様「なるほど。貴方は本当に可愛らしいお人形さんだ」

少女「ありがとうございます」

神様「何故、お礼を?」

少女「可愛らしい、というのは一般的には褒め言葉でしょう?」

神様「そうですね。私は貴方を褒めました。貴方は律儀な方ですね」

少女「ありがとうございます」

神様「おや、無意識にまた貴方を褒めていたようだ。キリがないのでやめにしましょう」




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