過去ログ - 【安価】京太郎「ガンプラバトル!」初美「戦いは火力ですよー」【その5】
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425: ◆S3BRe/LRxw[saga]
2016/01/24(日) 14:54:22.25 ID:dR4gi7p+0
2:小蒔


「ブレイクデスティニー……」

 小蒔がポツリと呟き、皆の視線が小蒔に集中する。

「定められた運命や未来に縛られず、己の意志でそれらを打ち破っていくという想いを込めて……どうでしょうか?」
「ブレイクデスティニー……いいですね、語感もいいし、しっくり来ます!」
「たしかに……京太郎はたった2日でこっちの常識を色々壊してくれた」
「ぴったりといえばぴったりですねー」
「え」

 覚えのない謂れに困惑する京太郎。
 自分が一体何を壊したというのか。むしろ常識を壊されたという意味ではこちらのほうではないのかと。
 小蒔も二人の言葉の意味がわからず、きょとんとしている。

「ま、須賀くんはわからなくていいですよー。あくまでこっちの話ですから」
「そう、こっちの話」

 二人共、京太郎の疑問に答える気はさらさらないようだ。

「理不尽だ……」

 なんとも言えぬ疎外感を味わいつつ、改造の終えたデスティニーを手に取る。

「ありがとうございます、小蒔さん。ブレイクデスティニー、その名前、使わせていただきます」
「はい。京太郎くんの力になれて私も嬉しいです」

 京太郎の言葉に、小蒔もまた顔を綻ばせた。

小蒔好感度+5 →135


「ところでまだ時間はありますよねー?」

 初美の言葉に時計を見る。
 時刻はまだ19時を回ったところ。打ち上げを兼ねた夕食は少し早めにしたので、時間に余裕はあるといえばある。

「良かったら、一緒にガンプラ作りませんかー?須賀くんの優勝祝に作ったガンプラをプレゼントしちゃいますよー」
「え」
「おっと、ここで遠慮するのはなしですよー。仲良くなった記念でもあるんですから、素直に受け取って下さい」
「……む」

 断ろうとする前に先手を取られてしまった。
 ここまで言われて断るのはかえって失礼だろ。

「そういうことなら私も京太郎と一緒に作りたい」
「む」

 そう言って視線で牽制しあう、春と初美。

「そ、それなら私もっ」
「姫様は昨日作った」
「時間的にも一緒に作れるのは一人が限度。今回は諦めて」

 二人にピシャリと言われて、シュンとする小蒔。

「う……わかりました」

 二人の言葉は正論なだけに、今回はおとなしく譲るほかなかった。
 そして春と初美の視線がくるりと京太郎に向く。

「で、京太郎」
「どっちと作るんですかー?」
「え、俺が決めるの?」


春と初美のどちらかと絆ガンプラを作成します。
今回の旅行で絆ガンプラを作れるのはあと一回だけになります。
↓5までで多い方
1:春
2:初美



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