過去ログ - ディケイド「がっこうぐらしの世界か…」
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◆iOe8szdQD6
[saga]
2016/02/06(土) 21:33:09.35 ID:5yZQ1uiS0
その日の夜、由紀達が眠った後、士は部室周辺の見回りをしていた
士「一部バリケードが破壊されている…昼間の奴はここから入って来たのか…しかし、学校に生き残りがいるなんて分からないはずなのに何故リスクの高いここに来た…」
士「やはり警戒すべきか…まぁいい、いざとなれば俺がなんとかするか…」
その後、士も仮眠を取ることにして、眠りについた
〜1時間後〜
「門矢さん…門矢さん…」
士「う…?」
士は知らない声に起こされた
士「あんた…誰だ…?」
???「あぁ、あなたは私の事をご存知無いですよね…私は佐倉慈と申します、めぐねぇといえばお分かりでしょうか」
士「な、あんたはもうゾンビ共のお仲間なんじゃ…どういうことだ」
慈「この体は多分幽霊って言うんだと思います」
士「体は腐っても、残した想いがその状態になったのか…それで、俺に用か?」
慈「それですが、明日の件、嫌な予感がするんです」
士「あんた、それも知ってるのか、まぁ俺もあれは怪しいとは感じていたが…」
慈「恐らく明日来る人達は、由紀さん達が学校にいることを知っています」
士「小型のドローンでも使って、あいつらを監視していたとでも…?」
慈「多分…なので門矢さん、あの子達を守って頂けませんか?」
士「構わないが、あんたもいればいいじゃないか、あんたがいればあいつらも嬉しいだろうに」
慈「そうしたいのですが、私なんかにあの子達の側にいる資格はありません…」
慈「私は彼女達を守れなかった、それに…きっとみんなといると、私は…みんなにお別れできないと思うんです」
慈「私のこの状態もいつかは終わる、だから潔く逝かせてください…」
士「分かった、あいつらは俺が守ろう、それが俺の使命だ」
慈「本当にごめんなさい…私は臆病者だから…」
士「自分を責めるな…あんたのその優しさが、あいつらをここまで導けたんだ…」
慈「門矢さん…ありがとう…」
士「あんたが想いを託した学園生活部は、俺が守る、世界が平和になるまで…」
陽が登り、朝が訪れると、慈の体が少しずつ消滅し始めた
慈「後は、お願いします…門矢さん…仮面…ライダー…」
そう言い残し、慈は完全に消滅した
士「何故俺が仮面ライダーであることを…だが、俺が必ず救ってみせる、例え世界が終わろうとしていても」
そして朝が訪れ、由紀達が目を覚ました
士「よく眠れたか?…由紀、何故泣いている」
由紀「今日はめぐねぇの夢を見たんだ!でも、最後に何か言ってめぐねぇはいなくなっちゃたの…なんて言ってたのかな…」
士「さぁな…でも、お前にお礼を言ったんじゃないのか、今までありがとうって」
由紀「何それー、めぐねぇがいなくなっちゃうみたいな言い方やめてよー…でも、何でかまた泣が出てきたよ…」
士「そうだな、悪い悪い、悠里達も起きてきたな、おはよう」
悠里「おはようございます」
胡桃「おっはよー」
美紀「おはようございます、いよいよですね、私達が助かるのは」
由紀「めぐねぇだ!おはよう、今日はめぐねぇの夢を見たんだよー」
そう話す由紀の視線に映る熊のぬいぐるみは、何も答えずただ佇んでいるだけだった
こうして、学園生活部の未来が決まる1日が始まった
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