過去ログ - 絵里「花陽の前で声が出なくなった」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:05:14.33 ID:difibSxF0
えりぱな短編ss
↓も見てくれると嬉しいです

進行中
花陽「安価で絵里ちゃんに告白しますっ!」
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完結済み
花陽「皆の背中」
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2:名無しNIPPER[sage]
2016/01/24(日) 22:08:44.53 ID:OwXVCqAe0
花陽「皆の背中」の数ヵ月後の世界だと思ってください。
花陽「安価で絵里ちゃんに告白しますっ!」とは別なのでご注意を。


3:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:09:49.81 ID:OwXVCqAe0
春が近付いてきた、屋上にひとり、私。どうしてこんなところに一人でいるのか。それは、自分の気持ちを整理するためだった。
花陽の前でだけ、声が出ない。
意味がわからないと思ってるでしょ?
大丈夫、私も意味がわからないわ。
少し前から変だなと思うことはあったけれど、少なくとも、話せてはいたはずよ。


4:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:15:36.38 ID:B3n0w8RZ0
そうね、声が出なくなったのは……花陽の悩みが解決したあと、かしら?
あのときは泣いていた花陽にびっくりしたわね……。
でも、花陽の成長が見えて私も嬉しかったのよ。
そのあとからね。
花陽に話しかけられて、答えようとしたとき、声が出なかったのは。
以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:16:50.93 ID:B3n0w8RZ0
そのことが怖くて、私は少しずつ花陽を避けるようになっていたわ。
情けない。かしこいかわいいエリーチカ、なんて名ばかりじゃないのよ。
最初はどうにか声を出そうとしていたけれど、ダメだった。
花陽の驚いたような、悲しいような顔が頭から離れない。
とはいっても、花陽の顔が頭から離れないのは今に始まったことではないのよ。


6:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:17:38.22 ID:B3n0w8RZ0
私は花陽が好き。
気付いたら目で追っていて、花陽の声を聞きたくなる。
最初はこの気持ちがよくわからなかった。花陽と話していると、胸がドキドキして、顔がカァッと熱くなる。
小さくため息をついて、桜の木を眺める。
もう桜が咲いているのね。
以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/01/24(日) 22:18:17.39 ID:B3n0w8RZ0
桜の匂いが漂う。
花陽も、桜の香り、なのよね。
私は花陽の桜の香りが大好きだった。
日に日に距離が広がって、もう今はどうなのかはわからないけれど。
なのに、花陽との距離が広がれば広がるほど、花陽への想いは増すばかりだった。
以下略



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