過去ログ - 春香「プロデューサーさんっ! お昼ですよ、お昼!!」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:38:32.97 ID:ZGDS60AB0
バンッ!! と音を立てて、テーブルが鳴る。少女――春香が右手をテーブルに叩きつけたからだ。
衝撃により、私の前に積まれた栄養食品の山が僅かに崩れたが、彼女は意に介さずといった調子で続ける。
「しかしも案山子もありませんっ! 私達には口酸っぱく注意するのに、自分の食事には無頓着だなんて……」
以下略
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:39:33.98 ID:ZGDS60AB0
春香の言葉に、私は困惑した表情を返した。向かいに座る千早も、申し訳なさそうな顔をして、持っていた弁当箱を
テーブルの上に置く。
そんな私達を見て、春香はやれやれと言った表情で腕に下げていた鞄に手を入れた。
以下略
13
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:41:10.10 ID:ZGDS60AB0
「私がっ!! ろくに料理もできないから……プロデューサーが気を使って……!!」
以下略
14
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:42:32.12 ID:ZGDS60AB0
そのまま、泣き出す千早。余りに突然の出来事に、狼狽する春香が、私を見る。
「その、なんだ……たまたま昼食を一緒に食べることになったのだが」
「バランスは取れているからと、千早がコレで食事を済まそうとするものだから――」
以下略
15
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:44:08.83 ID:ZGDS60AB0
「じゃ、じゃあプロデューサーさんは千早ちゃんの栄養面を思っての行動で……って、だったら私結構キツイ事を……」
「春香は……ぐすっ、悪くないわ……私が、しっかりとしていないから……」
以下略
16
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:45:15.41 ID:ZGDS60AB0
「年頃の少女の口に合うかどうかは分からないが、いかにも私の手作り弁当だ」
「プロデューサーさんの手作りっ!?」
以下略
17
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/01/25(月) 12:45:39.15 ID:JOZXjwKDO
プロデュンヌ?
18
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:46:09.87 ID:ZGDS60AB0
なおもどう反応すればいいのか困っている様子の春香から、私は視線を千早へと移す。
落ち着いたのか、まだ少々目が赤いものの、千早は泣き止んでいた。
「さて、千早!!」
以下略
19
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:47:04.67 ID:ZGDS60AB0
これで良い。顔を真っ赤にして、相当うろたえている。やはり、私の見ていない所では食事を簡単に済ますつもりでいたようだ。
だが、これからは私の監視が付くことになるので、これまでのような不精はできまい。
「では、早速だが料理本を買いに行くとしよう。千早、ついて来なさい」
以下略
20
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:47:58.31 ID:ZGDS60AB0
「良い機会なのでな。簡単な料理ぐらい自分でも作れるように練習させる。しばらくの間、昼食は事務所で作る事にしよう」
「少しぐらいなら私も手解きできるし、幸いうちには料理の得意な子もいるからな。講師役に困る事も無かろう」
まだ納得のいっていない顔の千早だったが、私が毒見役も行うと言うと、途端にやる気になった。
以下略
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