過去ログ - 春香「プロデューサーさんっ! お昼ですよ、お昼!!」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:21:48.21 ID:ZGDS60AB0
「そんな事はない。春香達が頑張ってくれているのだから、それに応えるのがプロデューサーというものだ」
私がそう返すと、しぶしぶといった様子で納得する春香。だが、すぐに何かを思い出したような表情になり。
「えっと、心配もそうなんですけど。お昼ご飯、まだですよね?」
以下略
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:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:24:59.00 ID:ZGDS60AB0
そう言ってから私は、愛用の事務机の引き出しから二枚のチケットを取り出した。
「この前、四条君から旨いと評判のらぁめん屋の割引券を貰ったのだ。忙しさにかまけて今まで忘れていたが……」
「あ……あー、ラーメン……ですか」
以下略
4
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:26:44.75 ID:ZGDS60AB0
先ほどからどうにも様子がおかしい。何ともいえぬ困り顔で、私の持つ割引券を凝視する春香。
その様子を見る私の脳裏に、突如として一つの仮説が浮かび上がる。そうか……そういうことか!
「――もしや、春香も昼食がまだなのかな?」
以下略
5
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:28:21.21 ID:ZGDS60AB0
「うぅ……今思い出したんですけど、私、午後からお仕事なんです。多分、ついていったら間に合わなくなっちゃいます……」
「そうか……ならば、今日は四条君を誘うことにしよう。春香とは、また今度だな」
以下略
6
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:30:31.60 ID:ZGDS60AB0
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「プロデューサーさんっ! お昼ですよ、お昼!!」
以下略
7
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:31:41.94 ID:ZGDS60AB0
怪訝そうに呟いてから、はっとした表情で春香が続ける。
「だ、ダメですよ! 忙しくて面倒だからって、コンビニのおにぎりや栄養食品なんかで食事を済ましちゃ!」
「午後からのお仕事のためにも、ちゃんとした物を食べて元気つけて下さい!」
以下略
8
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:33:19.63 ID:ZGDS60AB0
私の説明に、しぶしぶといった様子で納得する春香。だが、突然何かを思いついたような表情になり。
「あの! 私もおにぎりの専門店に興味があるので、一緒に行っていいですか!?」
以下略
9
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:34:56.57 ID:ZGDS60AB0
喜ぶ春香であったが、午後からの収録が前倒しされた事を告げる電話が秋月女史から掛かった為、彼女が迎えに来るまで
一人事務所に残る事になってしまった。
「それではすまないが、留守番を頼むよ」
以下略
10
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:37:24.12 ID:ZGDS60AB0
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「プロデューサーさんっ! お昼ですよ、お昼!!」
以下略
11
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:38:32.97 ID:ZGDS60AB0
バンッ!! と音を立てて、テーブルが鳴る。少女――春香が右手をテーブルに叩きつけたからだ。
衝撃により、私の前に積まれた栄養食品の山が僅かに崩れたが、彼女は意に介さずといった調子で続ける。
「しかしも案山子もありませんっ! 私達には口酸っぱく注意するのに、自分の食事には無頓着だなんて……」
以下略
12
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/01/25(月) 12:39:33.98 ID:ZGDS60AB0
春香の言葉に、私は困惑した表情を返した。向かいに座る千早も、申し訳なさそうな顔をして、持っていた弁当箱を
テーブルの上に置く。
そんな私達を見て、春香はやれやれと言った表情で腕に下げていた鞄に手を入れた。
以下略
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