過去ログ - 《ロールシャッハ・カウント》
1- 20
122:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 17:38:05.83 ID:/Rqxqesp0
 それは、紛れもない、SOSだった。
 いつまでも死にたがっていた彼女からの、初めての救難信号。
 それに気を取られ、林檎を避けれなかった。
「あでっ」
「避けろよ」
 また、肩から声が聞こえる。
「あ、だ、大丈夫?」

『幸せを考えない。もしくは、考えられない。そういう奴はもう生きてないんだ』
 彼の言葉だ。

『助けて』『大丈夫?』

 彼女は、生き返ったのだ。
 自分のことを考える。
 相手のことを考える。
 それができるようになった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
131Res/66.97 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice