122:名無しNIPPER[saga]
2016/02/08(月) 17:38:05.83 ID:/Rqxqesp0
それは、紛れもない、SOSだった。
いつまでも死にたがっていた彼女からの、初めての救難信号。
それに気を取られ、林檎を避けれなかった。
「あでっ」
「避けろよ」
また、肩から声が聞こえる。
「あ、だ、大丈夫?」
『幸せを考えない。もしくは、考えられない。そういう奴はもう生きてないんだ』
彼の言葉だ。
『助けて』『大丈夫?』
彼女は、生き返ったのだ。
自分のことを考える。
相手のことを考える。
それができるようになった。
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