44:名無しNIPPER
2016/01/29(金) 00:32:16.11 ID:BUDhSTXI0
『53』
「__じゃあ、もういい!」
彼女が引っ張っていた腕を、方向転換させる瞬間。
「おぉおっ!」
体を捻らせナイフをかわし、そのままナイフをはたき落とす。
カラカラと落ちたナイフが音を立てた。
「なっ、なんで動きが……」
「………諦めてくれ。僕には君の動きを全て知ることができる。君の自殺は、成功しない」
「………」
「だから……」
「………じゃあ、解っても、止められなかったらいいんだ」
彼女は、舌を出した。
まさか、あっかんべーなんて可愛い物じゃないだろう。
「や、やめ」
彼女は、そのまま舌に歯を、刃を立てて__
僕は元の場所で電光掲示板を見ていた。
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