過去ログ - P「伊織と貴音を連れて,食事に行く」
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12:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 20:18:46.69 ID:YUCQRze/0

 ここまで話して、プロデューサーは再びコーヒーカップに手をやった。一口飲んで、再びニヤリと笑う。


「僕は食に関してはうるさいからね。美味しく食べるためのひと工夫なら、無意識のうちに体が動くレベルだから!」
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:19:23.49 ID:YUCQRze/0

「まこと、プロデューサーの言う事は的を射ておりますよ。伊織」


 突然、それまで黙ってマカロニを頬張っていた貴音が会話に加わる。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:21:40.98 ID:YUCQRze/0

「……で? その『準備』が大切な事は分かったから、早く続きを話しなさいよ」

「うん。だからね? 出来合いの惣菜を使うのは味気ないと思った僕は、

以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:22:38.90 ID:YUCQRze/0

「話を戻そう。さっきも言ったけど、最近のコンビニはホントに便利になっていてね。

卵やお肉、野菜なんかも売ってるんだよ!炊きたてご飯と一緒に食べるために、僕はちょっと奮発して食材を買い込んだんだ。

以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:24:00.44 ID:YUCQRze/0

「まったく、余計な茶々を入れるから話がさっぱり進まないじゃないか。

とにかく、ご飯が炊ける頃にはお肉も焼き終わって、僕は晴れて食事にありつけることになったんだ

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:25:16.37 ID:YUCQRze/0

「食事を終えて、後片付けをして……余った残り物を冷蔵庫にしまう時に、おや?っと思ったんだ。

何ともいえない不安が、僕を襲った違和感の正体を探ろうとした。僕は必死に記憶の糸を手繰り寄せ……

以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:29:35.00 ID:YUCQRze/0

「まさか、そんなはずは無いと、僕は辺りを見回したけど……何処にも、見つからなかったんだ――その時は」


 そこまで言って、プロデューサーが黙り込む。
以下略



19:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:30:41.94 ID:YUCQRze/0
 私、今凄く怯えた表情をしてるんじゃないかしら……自分でも、鳥肌が立っているのがわかるもの。

そんな事を考えていると、プロデューサーが、ぼそり、と呟く。


以下略



20:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:31:18.76 ID:YUCQRze/0



「冷蔵庫にはっ! ゴーヤしか残っていなかったんだっ!!」

以下略



21:名無しNIPPER[saga]
2016/01/26(火) 21:31:58.55 ID:YUCQRze/0

 瞬間、気がつくと私は手近に置いてあったメニュー表でプロデューサーの頭を思いっきり引っぱたいていた。

店内に、小気味良い音が響き渡る。それと同時に――。

以下略



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