過去ログ - 灰原「あれから、私は……」
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6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/26(火) 21:18:40.29 ID:Sj2oz4650
無邪気に笑って駆けていく彼を見ると、朝辛いのも忘れてしまう。

それに、彼に料理を作るのはもちろん大変だが苦痛には感じない。

何故なら、彼は私の最愛の人と言うだけでなく……。最愛の夫になったからだ。



新一「ワリーな、待たせちゃって」

哀「気にしないで。却って急かしてしまったかしら」

新一「んな事ねーよ。哀の料理食う為ならなんだってするさ」

哀「バカね。それより、ちょっとメニューが軽すぎたかしら。パンをメインに据えたから」

新一「十分さ、食べようぜ!」

哀「ええ、じゃあ」

2人「いただきます」

……今でも信じられない。

彼と2人でこんな時間を過ごしている事が。

あの頃。宿敵である黒の組織と闘っていた頃。

あの頃から私は彼を想っていた。

しかし、彼に想う人がいる以上、それは叶わない願いのはずだった。


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