73:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/04(木) 00:47:16.54 ID:sNqVtMtWO
哀「ええ。事前に連絡した通り、会いたい人がいるの」
新一「俺は蘭に」
哀「私は吉田さんに。会いたいの。どうしても」
博士には、協力を仰ぐため事情は話しておいた。
メールの上では快諾してくれたが、目の前の博士は怪訝な顔をしていた。私達の今回の用事に、思う所があるらしい。
阿笠「うむ。本当に良いのじゃな?」
哀「ええ。覚悟はしているわ」
阿笠「うむ......。分かった。その顔を見る限り、決意は固い様じゃな」
新一「ああ」
阿笠「分かった。しかし、複雑ではある。君達も、蘭君も、探偵団の子達も、実の子がいないワシにとっては子供同然。その子供達が傷付くかも知れんとなると、な」
哀「ごめんなさい、博士......」
阿笠「誤解せんでくれ。君達の選択を責めている訳では無いんじゃ。皆それぞれに選択がある。ワシはそれについては何も言わん」
阿笠「ただ、みんなにはどれ程矛盾を孕むとしても幸せになって貰いたい。そう思っておる事は、忘れんでくれ」
169Res/139.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。