86:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/04(木) 21:48:14.00 ID:lJJWb2OvO
哀「お陰で楽になったわ。行って来る。何かあったら連絡するから」
新一「ああ。気を付けてな」
......いよいよだ。彼女はどんな顔をするだろう。
私だと、分かって貰えるだろうか。10年経って、私の顔など忘れているかも知れない。
哀「......ふぅ」
考えている内に、マンションの前に着く。
深呼吸をして気持ちを落ち着け、呼び鈴をならす。
ピンポーン......。チャイムの音が響く。
......応答はない。もう1度押してみるかと手を近付けた時。
???「はい、どちらさまですか?」
インターホンから懐かしい声が響く。
哀「すみません、こちらは吉田歩美さんのお宅で間違いないでしょうか?」
???「記者の方ですか?申し訳ありませんが、今日はお休みなので......」
私の姿はカメラにも映っていようが、気付かないだろうか。
彼女達から10も上の年齢となれば、察知するのは難しいかも知れない。
哀「......やっぱり、分からないわよね」
???「......?」
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