過去ログ - 佳奈多「初めての悪行」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 05:38:41.06 ID:/0HjL0kr0
佳奈多(今思えば最初から直枝のように告白しておけばよかったと思う。でも、それは後の祭り。私は私の心の弱さが祟り、最悪の結末を辿った)








カチャカチャ

葉留佳「もぐもぐ」

佳奈多(今日も静かな朝だった。昨日は私も直枝も遅くまで寝ていなかったけど、当の2人が出会うと眠気はどこかへ飛んでしまった)

佳奈多「…………」

佳奈多(直枝をジッと見てみる)

理樹「………っ」

佳奈多(目を逸らされた。それにしてもびっくりした。今まではなんとなく彼のことを変態のイメージで観ていたけどまさかこんなウブだったとは)

佳奈多(…………人のことは言えないけど)

葉留佳「おやおや?どしたのかなたん」

佳奈多「えっ!な、なに?」

葉留佳「イヤーさっきから理樹くんのことずっと見てたからさぁ」

佳奈多「……………………見てないわ」

葉留佳「ねえ知ってる理樹くん?」

理樹「?」

葉留佳「お姉ちゃんって、とっさに嘘つくときちょっと間があるんだよ」

佳奈多「なっ!!」

理樹「そ、そうなんだ…へぇ」

佳奈多「ごちそうさまでした!」

ガタンッ

佳奈多(居心地が悪くなったので自分の部屋に避難することにした)

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2:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 05:52:04.66 ID:/0HjL0kr0
佳奈多部屋

佳奈多「うう……」

佳奈多(なんという失態。……いいえ、違う。違うわよ。あれは失態なんかじゃない。だって私が悪い訳じゃないもの。そもそもの発端は直枝が昨日の夜に笑っちゃうような告白をしてきたからであって私はそれがあったから今日の直枝の反応を伺おうとしたんだから。というかそう考えたらそもそも嘘をついた訳じゃないし。チラッと見ようとしただけで別に直枝のことをじーっと見ようとしたんじゃない。例えるならポストの中に手紙が入っているかどうか確認したと同じくらいのさり気なさだったもの。そうよ嘘をついているのは凝視しているなんて事実を曲げた葉留佳だわ。まるで映画の謳い文句ね。大袈裟に言えば注目してもらえるとでも思ってるんだわ。あの中には直枝しかいなかったけど。………なんか直枝のことばかり言ってるような気がしてこなくもないわ………いいえ3人で暮らしている以上直枝のことを考えてしまうのはごく自然なことよ。というか自然と直枝のことを考えていること自体に何か抵抗があるって思ってしまっているかもしれない。そんなことはないわよね。だって直枝はなんだかんだ言って私達を救ってくれた恩人なんだから考えてむしろ当然よ。別にそういう意味で意識してるとかそういう訳じゃないわ。ええそうよ)
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 05:59:29.84 ID:/0HjL0kr0
理樹「えっ?」

佳奈多「ゴホン……いえ、何でもないわ」

佳奈多(驚いた。心臓に悪いわ…人は不意に話しかけられることに慣れていないというのは分かっているでしょうに。ノックくらいしなさいよまったく)
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 06:10:30.43 ID:/0HjL0kr0



佳奈多(準備が出来て部屋を出ると葉留佳と理樹が両手の指を順番にタッチしていって先にどちらの手も5本になってしまったらアウトになるあのゲームをやっていた)

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 06:19:29.72 ID:/0HjL0kr0
劇場内

スクリーン『〜〜〜〜………』

佳奈多(席は右から直枝、私、葉留佳の順だった。割とビックタイトルな映画なのに他の客はあまりいなかった)
以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 06:26:07.16 ID:/0HjL0kr0



電車

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 06:43:30.73 ID:/0HjL0kr0
深夜

佳奈多部屋

佳奈多「…………………」
以下略



8:名無しNIPPER[sage]
2016/01/28(木) 07:17:06.61 ID:IQvI4VYgO
リトバス懐かしい


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