過去ログ - 人類に罰を
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51:24さい[saga]
2016/01/30(土) 17:25:01.53 ID:4ub9ihWD0
〜中央都市〜

勇者「ねえ、王様に会わせて欲しいんだけど」

兵士「駄目だ」

勇者「どうして?」

兵士「通してはダメだと、言われているからだ」

勇者「そっか。じゃあ無理矢理通らせてもらうよ」キーン


ズドォォォン

兵士「なっ……!!」

勇者「じゃ、通らせて貰うよ」

兵士「敵襲だぁぁぁぁぁ」

ジリリリリリリリリリ

兵士長「ここから先は通しませんよ」

勇者「で?」

兵士長「貴方は国家反逆罪でここで処刑します」

勇者「裏切ったのはそっちなのに?」

兵士長「王が殺せと言われれば殺す。それが私達です」

勇者「悲しい生き方だね」

兵士長「いいのです。それが私の選んだ人生ですから」

勇者「じゃあ、君は君の目的を果たせばいいさ。僕は僕の目的を果たすだけだから」

兵士長「そうですね。それは実にシンプルで素晴らしい」

勇者「行くよ。出でよ、ブリューナク」ジャキン

兵士「兵士長!!」

兵士長「皆さん、手を貸してください」

兵士「はっ!!」シャキン

先に仕掛けたのは、勇者だった。刹那にも及ぶそのスピードで兵士は一気に死に絶えていく。兵士長は辛うじてそれを防ぐが、次の一太刀は避けられなかった。次元が違う。所詮は王国の兵士長と何百年も誰も倒せなかった魔王を倒した勇者では、話にならない。そういう事だ。

勇者「正直、最初の一太刀で全員倒せると思ったんだけどなぁ。油断して掠っちゃった」

頬に垂れる血を拭う。

勇者「さて、次は王様かな?」



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