過去ログ - 響「我那覇響探検隊！」雪歩「地底王国に謎の生物を見た！　ですぅ」 -SS速報VIP

過去ログ - 響「我那覇響探検隊！」雪歩「地底王国に謎の生物を見た！　ですぅ」

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24:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 23:33:36.78 ID:rY+ohiy50
　
「――う……うぅん……」

　その時、自分の物とは別の声が聞こえた……助手席に座っていた雪歩の声だ！

25:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 23:34:32.63 ID:rY+ohiy50

　自分の問いかけに、雪歩が泣き出す。自分の位置からじゃ、プロデューサーの様子を確認する事はできない。

「プロデューサー……ひっく、真っ暗で……えぐ、血だらけで居なくなってて……」

以下略

26:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 23:38:10.56 ID:rY+ohiy50

　自分でも何を言ってるのかよく分からなくなったけど、どうにか雪歩を落ち着かせるために、必死になって言葉を続ける。
　
「プロデューサーもきっと……そう、居なくなったんじゃなくて、

以下略

27:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 23:39:05.55 ID:rY+ohiy50

「……ちょっと、待っててね！」

　ライトの光を自分の足へと向ける。思ったとおり、窓を破って入って来た土砂でヒザから下がすっかりと埋まっていた。

以下略

28:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 23:40:22.36 ID:rY+ohiy50
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　響ちゃんの言うとおり、私の服にもペンライトが入っていました。

かちりとスイッチを入れると、運転席が光に照らされ……。

以下略

29:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 23:41:44.64 ID:rY+ohiy50
　
　助手席側の扉は、変形しているのかビクともしません。外に出るには、運転席側から出ないといけないようです。

……私は震える身体を無理やりに動かし、這うようにしながら外へ出ました。

以下略

30:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 23:44:20.78 ID:rY+ohiy50
　
　まず、車の後ろ。私たちが入って来たトンネルの入り口側は、土砂によって完全に埋まってしまっていました。

これじゃあ、戻る事は無理そうです……。

以下略

31:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 23:45:08.01 ID:rY+ohiy50
　
「……とにかく、なにか行動しなくちゃ……」

　私は響ちゃんの様子を見るために車へ戻ります。

以下略

32:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 23:46:08.56 ID:rY+ohiy50
　手伝ってあげたかったけど、後部座席に私の入るだけのスペースはありません。

なにか良い方法が無いかと考えていると、響ちゃんがこっちを振り向きました。
　
「……雪歩、自分は大丈夫だから……プロデューサーの様子を見て来れないかな？　

以下略

33:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 23:47:47.13 ID:rY+ohiy50

　そう言って、明るく笑う響ちゃん。その肩が、小刻みに震えています。
　
「探検隊の隊長として、隊員の状態は把握してないとダメだし……

以下略

34:名無しNIPPER[saga]
2016/01/28(木) 23:53:14.12 ID:rY+ohiy50
とりあえず書き溜め分が終了したので、一旦区切ります。
ホラーではない……はずですが、多少の出血描写はあるかもしれません。

それでは、また書き溜めがそれなりになったら再開します。

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