過去ログ - 海未「カルポスソーダにしてしまいました。」【ラブライブ!SS】
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23:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/01/28(木) 23:44:58.18 ID:94MGWF560


走り抜けた先に見えたのは、いつもの笑顔ではない。

ただ真っ直ぐ目の前だけを見て、こらえ切れずに流れていく涙を拭かないで。

35分も遅れている私を、じっと待つ穂乃果でした。


海未「ほ、穂乃果!」

穂乃果「っ....ぅぐっ」


一瞬目をそらし、その場から逃げてしまいました。

嫌だ、行かないで....。

その背中はどんどん遠くへ、遠くへ。

見失った時、私は後悔する。

言葉にできないくらい後悔する。

そう思ったら、また、無我夢中に追いかけていました。

離れていく光を捕まえたいと、手を伸ばして。

待ってください、行かないで、と。

そうでした、今は私の方がかけっこ、早いんでしたね。


ギュッ

穂乃果「っ....」

海未「ごめんなさい、ごめんなさい!」


捕まえた時、後ろから抱きしめていました。

ただただ、ごめんなさいと謝ることしかできずに。


海未「ごめん....なさい....」

穂乃果「海未ちゃ....」


私の顔を見た穂乃果の顔は、涙に濡れながらも、ビックリした表情でした。

それはそのはずです、沢山走ったので、呼吸は荒く、髪はボサボサで、顔は湯気が出そうなくらい赤くなっていると思います。


穂乃果「穂乃果、海未ちゃんがお約束破ったって....思って....」

海未「破ったわけではないんです。それに、あなたは寒い中待っていてくれたではありませんか」


声を震わせる穂乃果に、私は優しく、優しく、穂乃果がいつもしてくれるように対応します。


穂乃果「でもっ」

ギュゥゥゥ

穂乃果「あっ....」


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