過去ログ - 海未「カルポスソーダにしてしまいました。」【ラブライブ!SS】
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3:名無しで叶える物語(たけのこ饅頭)[saga]
2016/01/28(木) 23:30:04.34 ID:94MGWF560



穂乃果「海未ちゃん、おいで♪」

海未「穂乃果....ぅぐ....くふぅ....」


ダメ、涙が止まらない。

幼なじみに抱きついて、優しい優しい幼なじみに抱きついて。

穂乃果、いつも元気でおっちょこちょいなのに、本当はこんなにも優しくて温かくて。

助けを求めなくても助けに来てしまう王子様のように。

笑顔の向こうではいつも人を観察している。


海未「ひっ、ひくっ....ぐすっ....」

穂乃果「海未ちゃんが泣いてるところ、すごく久しぶりに見た」


何度も....何度も....私の頭を撫でてくれます。

不思議ですね、涙って。

すぅっと....心が軽くなります。

私はここが学校の中庭だということも忘れ、そして穂乃果も何分かそのまま抱きしめてくれました。


穂乃果「っふふ♡海未ちゃん、スッキリしたんじゃない?」

海未「は....はい....」


まだ喋ると痙攣で「ヒック」となりそうでしたが、返事をしました。


穂乃果「海未ちゃんはさ、何か1人で抱え込んでるものがあったんじゃないかな。穂乃果も少しはあるよ?何かを羨ましいと思ったり、そんな小さなことでも....えっと、1円玉も10枚あれば10円になるみたいな!」


多分そうですね。

穂乃果らしい例えで、少しクスッとしそうでした。

自分でも気づかないような塵を溜め込んで....積もった灰を涙で流したってとこでしょうか。

いつもは泣いたら恥ずかしくなってしまうのに、全然恥ずかしくない。


海未「穂乃果、ありがとう」


私は敬語ではない本当の私で、自分がどんな顔だったか忘れましたが....いえ、笑顔で、そう言いました。


穂乃果「ううん。穂乃果達は大親友だから」


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