過去ログ - 八幡「四畳半神話大系」 -SS速報VIP

過去ログ - 八幡「四畳半神話大系」

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249:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 03:25:02.95 ID:ZNucAliV0
陽乃「と、言う訳で比企谷君には雪乃ちゃんのこと任せるけど大丈夫だよね」

八幡「いやいやいや、無理ですって、俺なんかに任せられる奴じゃないですよあいつは」

陽乃「大丈夫だって、隼人君にもお願いしたからいろはちゃん達と三人で支えてあげて、ねっ」

以下略

250:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 03:38:55.32 ID:ZNucAliV0
陽乃「分からない。三年ぐらいは戻らないかも」

三年間。それは十七年程度しか生けてない俺からして、あまりにも長い時間だ。

陽乃「もしくは、比企谷君の旅が終わる頃か……まあ、その時は紙吹雪の１つでも咲かせて迎えてあげるよ」

以下略

251:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 03:53:00.56 ID:ZNucAliV0
○

自分の周りの物全ての痕跡を消して風のように居なくなった師匠。

今どこで何をやっているかも分からないまま、年が明けて一月が過ぎた。

以下略

252:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 04:03:25.85 ID:ZNucAliV0
葉山「確かに中学生の時も高校生になったら何かが変わるって思ってたな」

八幡「きっと俺らにとって師匠はそんな感じだろ。それでも、どうしようもなく時間は陸続きで、いきなり大人になんかなれはしない。ならどうして師匠は大人だと、理解できない程の存在だと勘違いすると思う？」

葉山「新しい環境。俺達にとって未知の事が彼女にとっては既知だから……か」

以下略

253:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 04:06:37.65 ID:ZNucAliV0
一つだけ頭の中に考えていた事はあったが、余りこの方法は取りたくなかった。それでもそれにかけてみるしかないのかもしれない。

八幡「なあ、お前これから暇か？」

葉山「いや。着替えた後に優美子達とカラオケがある」

以下略

254:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 04:09:48.85 ID:ZNucAliV0
○

次の日、早く学校についた俺は教室で寝ていた。

今から行われる一連の出来事をできるだけ多くの人に目撃させるのが目的である。

以下略

255:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 04:17:52.86 ID:ZNucAliV0
八幡「俺なりの愛だよ」

葉山は自分の椅子の上に置いてあるカマクラのぬいぐるみを見てた後、合点がいったような表情で

葉山「んな、汚いもんいるか」

以下略

256:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 04:26:39.92 ID:ZNucAliV0
高かった日差しも傾きかけ、六限目の体育をいつも通り独りで練習し教室に戻ると、俺の机に真っピンクな制服を着て前衛的なポーズをとった等身大パンさんが座っていた。

ああ、やってくれたな葉山。小町になんて説明したらいいんだ。

恭しくパンさんから制服を脱がせ、着替えているとにやにやした葉山が近づいて来た。

以下略

257:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 04:32:40.48 ID:ZNucAliV0
俺と葉山はむすっとした演技をしながら奉仕部の部室へと向かう。

桃色の制服を着る俺の手には、等身大パンさん。

黄色の制服を着る葉山の手には、リアルなカマクラ。

以下略

258:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 04:36:57.42 ID:ZNucAliV0
○

きっとその後の事は語るに値しないだろう。

雪ノ下に由比ヶ浜や川崎、一色の生徒会に入る約束や文化祭で助けた相模さん。

以下略

259:名無しNIPPER[saga]
2016/04/17(日) 04:43:06.03 ID:ZNucAliV0
○

葉山「ったく、どうしてこんな解決法でしか出来ないのか君は。乗った俺も俺だけど」

八幡「しょうがないだろ。師匠が言うに俺らは、不真面目で最低な人間だけど最高の弟子らしいからな」

以下略

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