過去ログ - 【TOZ×DB】アリーシャ「悟空様！」 -SS速報VIP

過去ログ - 【TOZ×DB】アリーシャ「悟空様！」

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11: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/01/29(金) 15:08:18.14 ID:iDf9EZwG0
そこには、導師として天族ライラを体の中に入れる輿入れという儀式の反動で高熱にうなされているスレイがいた。
側にはライラと、スレイの幼馴染の天族ミクリオもいたのだが、アリーシャには見ることも感じることもできない。

ミクリオ「アリーシャ！？　それに昼間の男……！」
ライラ「やはり私達と同類、という気配はしません。おそらくこの方は、かめにんやノルミン天族のような少々特別な存在なのでは」

以下略

12: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/01/29(金) 15:10:34.75 ID:iDf9EZwG0
次にスレイ一行が二人と再会したのは、器探しにガラハド遺跡へ行く前日。

午前。レディレイク聖堂内。
スレイ「アリーシャ、マントを送ってくれてありがとう。オレはこれから世界を浄化する旅に出るんだ。
まずは、このレディレイクの加護を復活させるための器を探そうと思う」

以下略

13: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/01/29(金) 15:11:39.56 ID:iDf9EZwG0
スレイ「……ぷはぁ！　こんなんじゃもたないよ、ミクリオが陪神になったらもっと簡単になるんだろうけど」

アリーシャ「ミ、ミクリオ様はいらっしゃらないのか？」ｷｮﾛｷｮﾛ

スレイ「ちょっとね。先に聖水取りにガラハド遺跡に行ってくるよ」

以下略

14: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/01/29(金) 15:14:09.30 ID:iDf9EZwG0
ライラ「……では、私の詠唱の後にお二人に真名を付けてください。契約のきっかけのようなものですわ」

スレイ「ようし！　『マオクス=アメッカ』、『ウミュウ=ハイロゥ』！」ﾊﾟｧｧｯ

導師と従士契約をすることで、二人は天族を見ることも、触れることも可能となった。

以下略

15: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/01/29(金) 15:16:01.26 ID:iDf9EZwG0
悟空の体は、この世界の穢れというものに慣れておらず、加えて悟空には超能力の類が効くことから、穢れは確実に悟空の体を疲れやすくしていた。
特に従士となることで、穢れが目に見え、精神衛生上もよくない状態だ。
だが、悟空はまだ自分が他人と比べ汚れに影響されやすいということに気が付いていなかった。

アリーシャ「なるほど、これが穢れ……あ、師匠！」

以下略

16: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/01/29(金) 15:17:42.09 ID:iDf9EZwG0
午後。ガラハド遺跡。
スレイは天族と一体化する神衣によって、多くの憑魔を殲滅していた。
アリーシャ「何て強い敵なんだ……！　私も、神衣が使えたら……ッ！」ｸｯ

ミクリオ「ツインブロウ！」ﾋﾞｼｭｯ

以下略

17: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/01/29(金) 15:19:44.44 ID:iDf9EZwG0
アリーシャ(悟空様は、どんな敵に対しても臆することなく戦う……私も大臣が邪魔をするからといって、諦めてはいけないな)

悟空「…………」ｼﾞｯ

ミクリオ「な、なんだ悟空。僕の顔に何か付いているのか」

以下略

18: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/01/29(金) 15:20:53.52 ID:iDf9EZwG0
悟空(もうちっと強いと思ったんだがな……)

後日。橋の近く。
スレイ一行は今度は地の主となってくれる天族を探すため、物々しい雰囲気の川の近くへと足を運んでいた。

以下略

19: ◆F1zPmLH.Z2[sage saga]
2016/01/29(金) 15:22:52.51 ID:iDf9EZwG0
悟空「波ッ……って、あり？」ﾎﾟｽｯ

ライラ「……？　どうされましたか？　悟空さん」

悟空「っかしいな……オラ、急に力が抜けてきたぞ」

以下略

20: ◆F1zPmLH.Z2[saga]
2016/01/29(金) 15:24:54.60 ID:iDf9EZwG0
悟空「オラ、変な物でも食っちまったかな」

ライラ「いいえ違いますわ。それは強すぎる穢れの影響と思われます」ｽｯ

アリーシャ「ライラ様……」

以下略

21: ◆F1zPmLH.Z2[saga]
2016/01/29(金) 15:26:20.61 ID:iDf9EZwG0
午後、レディレイク聖堂内。

そうしてレディレイクに天族の加護が戻り、穢れの量は驚く程少なくなった。
これで天族を信仰する人も増えるだろう、とアリーシャが安心している一方でスレイは大臣からの使いであるやけにたれ目の男に夕飯招待券を貰い、王宮へと向かうことになった。

以下略

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