過去ログ - 提督「ようこそ、ないない駆逐隊!」
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27: ◆2VMIBbqgAw[saga]
2016/01/30(土) 01:01:18.32 ID:K25RJtsF0
天津風「あ、ごめんなさい……。愚痴みたいなこと言って……」
時雨「……ありきたりなことを言うようだけど、最初は皆、自信がないものだと思うよ」
天津風「……今はこんなでも、頑張ればそのうち自信がつくって言いたいの?」
時雨「それはまぁ……頑張り方次第って言うべきかな? ボクたちだって最初はそうだったから」
天津風「時雨は、どうやって自信をつけていったのよ」
時雨「うーん……ただひたすら仲間を信頼して、信頼されて、そういうのを繰り返しているうちに、
自分に自信が持てるようになったんじゃないかな?」
天津風「信頼……それだけ?」
時雨「うん。まぁ、それが実際難しかったりするわけなんだけど……。
……なんて言うのかな? 仲間との絆っていうやつなのかな? えへへ、言葉にするのは少し照れくさいんだけど」
天津風「絆……たしかに私たちの隊には似合わない言葉だわ」
時雨「ならその言葉が似合うようになったとき、天津風は旗艦として、立派な自信が持てていると思うよ」
天津風「よく分からないわ」
時雨「何が?」
天津風「仲間とか絆とかさ……そんなの、キレイゴトくらいでしか使わないもの」
時雨「うーん……まぁ、実際のところ、普段からよく使う言葉ってわけでもないからね」
天津風「でしょ。だから『 仲間との絆 』なんて言われても、私にはよく分からない」
時雨「じゃあこう言い換えたらどうかな?
『 自分がどうしようもなく困っている時に助けてくれる 』その行為を『 仲間との絆 』だと思えばいいんだよ」
天津風「…………」
時雨「あはは、なーんて、これはボクが以前に言われた言葉なんだけどね。
ボクもまだまだ半人前だし、そんな偉そうなことは―――――」
天津風「時雨ッ!」
時雨「ん? なんだい?」
天津風「私……もう少しだけ、頑張ってみようかな……」
時雨「そっか、うん。ボクとしてもそうしてくれると、嬉しいな」
天津風「ありがとう時雨……あなたって、本当はいい人なのね。好きになりそう」
時雨「もう、意地悪なのは天津風の方だよ」
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