過去ログ - 提督「ようこそ、ないない駆逐隊!」
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37: ◆2VMIBbqgAw[saga]
2016/01/30(土) 01:55:45.99 ID:K25RJtsF0



提督「その時は、向こうへ帰れるよう、融通を利かせることもできる」

天津風「え……今、なんて?」

提督「どうしても無理だと言うのなら、君たちの強さは十分だと翔鶴に報告し、帰してやることもできると言ったんだ」

天津風「私たち……帰れるの?」

提督「あぁ」

天津風( どういうこと……? つまりじゃあ、私たちは何もしなくても、帰ることができるってこと?

     あの絶望的な駆逐隊を何とかする必要もない? 自分に鞭を打って、自信をつける必要も……? )

提督「天津風が望むと言うのなら、今スグにでも取り計らうことができる」

天津風( やった……やったわ。嬉しい。嬉しいことじゃないの。だって、帰ることが私たちの野望だった。

    変わりたいと思う気持ちも嘘じゃないし、ないない駆逐隊だなんて呼ばれたくないのも確かだけど。

    でも何よりも、まずは帰ること。そう……だから、これ以上の話はないわ )

提督「今ここで君が帰りたいと言えば、明日の朝には帰してやることができる。

   だが逆にこのチャンスを逃せば、まだしばらくここへいてもらうことになる」

天津風「私は……」

提督「………………」





天津風「……………………帰りたい」





提督「……了解した。それが陽炎型駆逐隊の決断であると受け取った。

   ではさっそくで悪いが、これより講堂にて、全体集会を行なう」

天津風「全体集会?」

提督「君たち陽炎型駆逐隊が、もとの鎮守府へ帰るという……それだけの集会だ」

天津風「え……今から?」








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