4:名無しNIPPER[saga]
2016/01/29(金) 22:06:33.47 ID:TrmpEUjD0
○月1日 8:30
いよいよ本格的に仕事に取り掛かる時間だ。
目の前の書類との格闘が始まっていく。
と言っても最近は落ち着いたもので、実は書類自体はそんなにないのでのんびりできる。
ちょっと前は寝る時間も惜しかったものだが。
大本営も最近は口うるさくなくなっていた。
自分もまだまだ未熟だと思っていたが、ようやく軌道に乗り始めたのかな?
提督「書類ももうすぐ終わりか…。…?何を見ているんですか?」
ふと大淀を見ると何か渋い顔で書類を見ていたので尋ねる。
大淀「ああ、その…」
一瞬、逡巡するような顔をしたのち、大淀は僕に伝えてくれる。
話を聞くと民間人のことだ。なんでも深海凄艦に漁師であった両親を奪われ、
唯一の身寄りとなった姉と妹も疎開先で火事で焼かれてしまったとのことだ。
なるほど、確かに聞いて気持ちのいい話ではないし当人のプライバシーもある。
大淀が言いよどむのも無理はないだろう。僕は自分の好奇心を恥じた。
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