過去ログ - ちなつ「切れた電球を今」
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/30(土) 01:04:23.54 ID:NYPOpsNEo


 幕間

「シンデレラのはなし」

「世界中の人々に愛された、可愛い可愛い女の子のお話です」

「むかし、むかし、それまでに誰も見たことがないほど美しい女の子がいました」

「女の子はお父さんは、女の子のお母さんがなくなった後、別の女の人と二度目の結婚しました」

「このまま母はとてもいじわるな心をしていたので、女の子があまりに可愛く、またとても優しい心をしているのを妬んで、
 女の子をとびきりみじめな仕事につかせることにしました」

「まま母の二人の娘も、一緒になって女の子のことをいじめるようになりました」

「家中のつらい仕事のほとんどを押し付けられた女の子は、いつも灰だらけの格好をしていたので、
 しだいに、灰かむり姫という意味の、シンデレラという名前で呼ばれるようになりました」

「そんなシンデレラには憧れの人がいました。お城に住む王子様です。
 シンデレラはたいそう美しい心を持っていたので、まま母と二人の娘のことを悪く思ったりはしませんでしたが、
 それでもいつか王子様のように素晴らしい人が自分を助けに来てくれることを夢みていたのです」

「ある時、お城で王子様が舞踏会を開催することになりました。シンデレラの二人の姉はいつも綺麗なドレスを街中の人に
 見せつけていたので、当然お招きをうけました。シンデレラも行きたくてたまりませんでしたが、みすぼらしい衣服に
 身を包んだ自分の姿を見ると、かなしい気持ちになるのでした」

「舞踏会の当日、シンデレラは、お城へ向かう二人を見えなくなるまで見送ると、とうとう泣き崩れてしまいました」


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