5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/01/30(土) 00:58:56.12 ID:NYPOpsNEo
ちなつ「京子先輩! 私が台本を考えるってことは、配役とかストーリーとか全部私の好きにしていいってことですよね!?」
京子「え? ああ、うん。その辺も自由に決めていいって言ってたよ」
私の勢いにおされたのか、京子先輩が少したじろぎながら答える。
ついつい興奮しすぎてしまった。だって台本から配役まで全て自由ということは、
結衣先輩が王子様で、私がヒロイン、みたいなことも出来るということだ。
白馬に乗った結衣先輩。その姿に心奪われるチーナ。見つめ合う二人。そして……。
ちなつ「そ、それ絶対ですよね? あとになってから文句言うとかなしですよ?」
京子「うん、綾乃達もあとから文句つけるなんてことはしないだろうし」
妄想モードに突入しそうになるのを何とかこらえて、京子先輩に念を押す。
落ち着け私。これは千載一遇のチャンスよ。
ここで言質を取っておけば、今考えた夢のような展開が間違いなく現実のものに……
しかし、
京子「それに、結衣も書いて貰うならちなつちゃんがいいんじゃないかって言ってたしね」
その一言で、私の中に僅かに残っていた最後の理性もどこかへ吹き飛んでしまった。
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