過去ログ - 勇者「パーティーでのカーストが最下位でつらい」
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◆WnJdwN8j0.
[saga]
2016/02/02(火) 18:27:46.05 ID:l6OZ/d3Y0
魔剣士「…無駄なことを」
魔法使い「…っ、無傷!?」
神界の騎士(無傷なだけなら良かったんだけど…)
勇者『3人とも、凄いのが来ますよ。魔法でできるだけ強力なシールドを作って下さい』
魔法使い「何を言って……っ!?」
魔剣士「ふん…」
突き刺さるような魔力が魔剣士から放たれていた。
それもそうだ――
勇者『魔剣士の鎧――魔力を吸収する効能があるようです』
僧侶「魔力を…!?」
勇者『いいから早く防御を――っ』
――危険を感じ、とっさに横に跳んだ。
勇者が立っていた場所で爆音が響いた。吸収した魔力を、返されたか――
魔剣士「今のはよく避けたな、褒めてやろう」
神界の騎士『剣だけでなく魔法の扱いも優れてるとは、厄介な奴だぜ。つーか…』
魔法使い「う…」
踊り子「魔法使いちゃん、大丈夫!?」
僧侶「今、回復魔法をかけます!」
神界の騎士『前に出てきたのが失敗だったな。ま、命拾いしたようで何より』
勇者「か…勝てるんですか?」ブルブル
神界の騎士『ん?』
勇者「あんなとんでもない敵を相手に、勝てますか……?」
神界の騎士『おいおい、やるっつったのは勇者だよな?』
勇者「そう…ですけど……」
魔法使いは王に選ばれただけあって、かなり優秀な魔法の使い手だった。今まで共に旅をして、彼女の強さはよく知っていた。
それだけに、こうも簡単に魔法使いがやられてしまう場面を見ると、恐怖心がこみ上げてきて――
神界の騎士『余計な心配すんな』
勇者「……?」
神界の騎士はそこに転がっていた、魔法使いの杖を拾い上げた。
一体何をするつもりだろうか…聞く前に違和感が発生した。
勇者(こ、これは…!?)
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