過去ログ - 勇者「パーティーでのカーストが最下位でつらい」
1- 20
96: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2016/02/05(金) 19:10:07.79 ID:AkYriVYm0
神界の騎士「おいおいおい勇者ぁ、強くなったんじゃなかったのかぁ?」

勇者「グスッ…なりましたよ、強くなりました…。神界の騎士さんの、ばか」

神界の騎士「ばかって何だよ、ばかって〜。お兄さんも流石に傷つくぞ〜」

勇者「私だって傷ついてましたから、おあいこですよ〜だ!」

神界の騎士「うわちゃー、確かに強くなったなぁ。…やっぱ女ってコエー」

勇者「ふんだ」

神界の騎士「悪かった、お兄さんが悪かった。勇者の言うこと聞くから、そうむくれないでくれ」

勇者「…本当に聞いてくれます?」

神界の騎士「あ、あぁ。勇者のことだから非常識なことは…言わない、よな?」

勇者「それじゃあ…」

神界の騎士「……」ドキドキ

勇者「…また、一緒にいてくれますか?」

神界の騎士「何だ、そんなことか」

勇者「今までいなくなっていたくせに」ジー

神界の騎士「悪かったってば! はい、小指」

小指と小指を絡めて約束する。
思えば、直接触れ合うのはこれが初めてだったか――そう思ったら、小指を離すのが惜しくなって。


神界の騎士「約束するよ…これからもずっと、勇者の側にいる」

交わした約束は尊く、触れ合いは心の隙間を埋め、今この瞬間に幸せを感じていた。


Fin




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
107Res/68.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice