過去ログ - 【艦これ】色んな艦娘と提督のお話
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6: ◆7m3grp2dM2[saga]
2016/01/31(日) 20:43:23.59 ID:UoD7iKYho
しっかりとシャワーで汗を流し、予め用意してもらっていたバスタオルで体を拭き、丁寧にたたまれた仕事着に袖を通す
ダイニングに近づくと香ばしい香りが漂っており、食卓には朝食が用意されていた
マックスに向かって正面に座り、二人は手を合わせる
「「いただきます」」
とお互いへの感謝を示し、食事を始める
パンと温かい野菜のスープとソーセージ、そしてリンゴやバナナなどの果物
彼女の故郷では朝食は手早く済ませて間食で補うらしいが、ここは提督の要望でしっかり量を食べる
お互いあまり口数が多い方ではなく、静かに時間は過ぎていく
食後のコーヒーを飲んでいた時、提督はある疑問を口にした
提督「…そういえば、どうして朝食だけは私が作る。と強く主張してきたのですか?」
マックス「……急にどうしたの?」
提督「いえ、なんとなく気になっただけです。マックスさんは自己主張が少ない方ですから、拘りがあるのでは?と」
マックスは右上に軽く目線を動かした
この仕草は嘘や言い訳を考えているときの仕草だった
マックスは直ぐに正面に向き直り、一口コーヒーを飲んで軽く息を吐いて言葉をだす
マックス「私の故郷の味に親しんでもらおうと思って」
提督「本当は?」
マックス「あなたに任せると日本食しか出してこないんですもの。朝はパンじゃないとやる気が出ないわ」
提督「ふふっ…で、その裏は?」
マックス「………あなたって何でも自分でこなして手際が良いから悔しいのよ。私だけの役目も欲しかったの」
提督「なるほど」
提督は満足げな笑みを浮かべてコーヒーに口をつける
その顔をムスッとした顔でマックスが睨む
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