過去ログ - 【艦これ】色んな艦娘と提督のお話
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8: ◆7m3grp2dM2[saga]
2016/01/31(日) 20:45:42.79 ID:UoD7iKYho

一時間以上かけて朝食をとり、身支度を整えて執務室に向かう
秘書艦はマックスではなく筑摩であった
勤勉な民族性ゆえか、お互い仕事に私情を挟むことなく淡々とこなす

13:00ころ
仕事も一段落付き、提督が大きく伸びをしたところ
その瞬間を見計らったかのように執務室をノックする音

筑摩「ふふ、お迎えが来ましたね」

提督「ええ…丁度いい時間ですね。筑摩さんもお疲れさまです、休息をとって午後もまたよろしくお願いします」

少し早口でそう伝え、提督は執務室の扉を叩いた主に早足で会いに行く
扉をノックした主はマックスだ

マックス「昼食に行きましょう」

提督「はい、参りましょうか」

マックスが秘書艦ではない時はいつもこうして迎えに来る
二人が向かう先は食堂
お互いの仕事の事もあり、休みの日を除いて昼食だけは手作りではなく食堂で食べる

他の艦娘たちもいる騒がしい食堂
二人きりの朝食のような静けさは無いが、相変わらず言葉を交わすことは少ない
しかし、二人が向かい合って座る机に相席する者はおらず、自然と二人独特の空気感が出来ていた

距離を置かれているわけではなく、話しかけられればどちらも普通に返事を返す
だが、口を閉ざせば再び二人の空間が出来上がる
そこだけが一つの絵画のような、くっきりと浮き上がるようにさえ感じる不思議な光景がそこにはあった




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