過去ログ - 異世界に行くとモテモテになる風潮
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128:ぐりこーげん[saga]
2016/02/09(火) 15:02:01.08 ID:qQ4AuJd6o
第三章
教師「もうすぐ生徒会選挙があるから、立候補したかったら俺の所にくるんだぞ」
129:ぐりこーげん[saga]
2016/02/09(火) 15:02:28.35 ID:qQ4AuJd6o
委員長「ちょっと、いいか?」
たかし「俺?」
彼はたしか、生徒会長最有力候補と言われていた俺のクラスの、委員長だ。
130:ぐりこーげん[saga]
2016/02/09(火) 15:02:55.67 ID:qQ4AuJd6o
委員長「お前、生徒会長に立候補するんだってな」
空き教室に連れ込まれて、俺はそう問いを受けた。
たかし「そのつもりだけど」
131:ぐりこーげん[saga]
2016/02/09(火) 15:03:31.95 ID:qQ4AuJd6o
たかし「俺の意思か……」
帰り道に寄った河川の水面に映る自分を見ながら、俺はそう呟いた。
女「何か、悩み事?」
132:ぐりこーげん[saga]
2016/02/09(火) 15:03:57.51 ID:qQ4AuJd6o
たかし「実は――ってわけでさ。俺はどうしたらいいと思う?」
俺は、さっきまでの出来事を話した。
女「そんなの、悩むまでもないよ」
133:ぐりこーげん[saga]
2016/02/09(火) 15:04:23.59 ID:qQ4AuJd6o
女「ごめん……。今は自主練の途中なんだ」
たかし「ご、ごめんね。自主練中だったのに引き止めるみたいなことしちゃって」
女「全然問題ないよ。また悩み事とかあったら聞かせろよな!」
134:ぐりこーげん[saga]
2016/02/09(火) 15:04:52.07 ID:qQ4AuJd6o
たかし「俺、選挙に出ないことにした」
クラスメイト1「何で!?」
たかし「ん〜、やっぱり向いてないなって思ってさ」
135:名無しNIPPER[sage]
2016/02/09(火) 18:50:00.75 ID:cUC7y1eRO
女はたかしの違和感に気付いてるんだろうな
136:ぐりこーげん[saga]
2016/02/10(水) 17:21:29.21 ID:At74uPiFo
生徒会長「それでは、次期生徒会長を発表します。2-3委員長」
委員長が壇上に登っていく。得票数は圧倒的に彼がトップだった。
委員長「はい!」
137:ぐりこーげん[saga]
2016/02/10(水) 17:22:03.45 ID:At74uPiFo
委員長「たかし君。ちょっと来てくれないか?」
放課後、クラスメイト達と談笑していると委員長が、俺を呼び出した。選挙が終わった以上もう、特に用はないはずなのだが……。
委員長「すまなかった」
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